たまに誰かに撮ってもらう。

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 この前、山形の写真家の志鎌康平さんに会ったときに、お互いのポートレイトを撮りあって、あとでそれぞれ相手に送る約束をした。すんません、ぼく志鎌さんを撮りますから、志鎌さんもぼくを撮って、あとで送ってください、という調子で。

 数日後、届いた自分の写真を見て、「あっ、志鎌さんだ」と感じた。

 写っているのは自分の顔に違いないんだけど、そこから感じるものは、一緒にいたときに志鎌さんが発していたもので、自分の顔の写真なのに、どう見てもこれは志鎌さんじゃないか、と思った。会って話していたときの雰囲気そのまま。
 そして、並べてみて気がついたのは、ぼくが撮った志鎌さんのポートレイトから、はっきりとぼく自身を感じとれることで、そんなことは想像していなかったので、しばらくパソコンのモニターを見ながらぼんやりと2枚の写真を見比べて過ごした。

 不思議と納得した。写真を撮ると自分が写るのか、なんか当たり前だな。


 

写真takamune ito